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T-Answers投稿のご紹介:心電図モニターの電極の位置について

看護の疑問・悩みを相談できる自社アプリ『T-Answers』に掲載されている、皆様からのご質問の一部を紹介します。

“うつ伏せで処置する時に、胸にモニターをつけずに背中につけたら良いと言われました。背中のどの位置につけたら良いでしょうか?また胸につけた時と比べ波形は変わりますか?
by. 看護師 はてなーす 2021-8-4 16:37:46

《回答》
心電図は電極と心臓の位置関係が変化すれば波形は変化します。ご質問にあった背部に心電図を貼る方法ですが、仰臥位の時と同じ波形を再現したいのであれば、電極と心臓の位置関係を変えないように貼ることで、再現性を高めることは出来ると考えます。伏臥位でも仰臥位と近い位置に電極を貼る方法として、左右の肩と左側腹部に電極を装着する方法もあります。(3誘導の場合)この方法であれば皮膚トラブルの回避もできるのではないかと考えます。

基本的に電極の位置を変更した場合には、波形が変化しますので変更した前後での波形の変化をあらかじめ確認し、(必要であれば波形を記録します)それを基に心電図の経時的変化を把握していくことが重要です。

背部に電極を装着した場合には、低電位になる可能性もありますので、そのような場合には感度を調整します

参考文献:古賀麻美「心電図モニター」OPE nursing,vol.34,no.12,1214-1216,2019

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