Vitaarsが、日本政策金融公庫から3億円、 三井住友銀行から2億円の融資契約を締結 〜 遠隔ICUを中心とした遠隔医療事業の推進に向け、 シリーズCで総額10億円を調達
遠隔ICUサポートサービスを展開する株式会社Vitaars(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長/医師:中西 智之、以下「Vitaars」)は、この度、日本政策金融公庫 中小企業事業(本店:東京都千代田区、代表取締役総裁:田中一穂、以下「日本公庫」)から3億円、株式会社三井住友銀行(本店:東京都千代田区、取締役会長:高島 誠/頭取CEO 福留 朗裕、以下「三井住友銀行」)から2億円の融資契約を締結したことをお知らせします。これにより、VitaarsはシリーズCラウンドにおいて10億円の資金調達となりました。
(関連プレスリリースはこちら https://vitaars.co.jp/news/press-47)
Vitaars創業者/代表取締役社長 中西智之のコメント
「Vitaarsは、『世界中の人々に、最高の医療を Anywhere, we care.』をミッションに、日本の医療の質の均てん化および医師の働き方改革における社会的課題のソリューションの一つとして注目されている遠隔ICUの推進に寄与すべく、創業の2016年より、遠隔ICUを中心に関連領域での遠隔医療事業を展開しています。今回、新たに2つの融資機関からも支援をして頂けることとなり、遠隔ICUおよび遠隔医療に寄せられる社会からの期待の大きさ、また、Vitaarsとしてこれらの事業を推進していくことへの責任の大きさを感じています。この融資契約により、私たちは医療に関わる一員として事業を成長させ必要な場所へ最高の医療を届けるためのイノベーション創出、新しい医療DXを通じた社会還元を実現できると確信しています。」
【主な推進事業】
今回の融資・調達した資金を用いて、以下の事業を推進します。
① 遠隔ICUサポートシステムの研究開発:集中治療専門医、専門看護師の全国的な不足、地域偏在という課題に対するソリューション提供
② 遠隔ICUを中心に遠隔麻酔・遠隔救急等の周辺領域での事業推進するための体制構築・強化:人手不足が課題となる領域へ展開するため、幅広い分野の関係者と連携体制を構築し事業推進を強化
医療DXの推進、日本医療の質の均てん化、および医療従事者の働き方改革への寄与を目指します
【Vitaarsのミッション、新しい医療DX】
Vitaarsは「世界中の人々に、最高の医療をAnywhere, we care.」をミッションに、遠隔ICUの国内導入を始め、関連領域である遠隔救急・遠隔麻酔等も視野に入れ、ICTを活用し遠隔で医療従事者を支援するシステム・サービスの研究開発を行っています。
世界の医療技術の進化は目覚ましい一方、患者の置かれている環境によっては、必要とされる医療が十分に届けられていないとも言われています。その要因の一つでもある、全国的な専門医の不足、地域偏在は無視できない課題です。私たちは、それらの課題に対して取り組み、遠隔ICUを中心に、関連する遠隔麻酔や遠隔救急などの医療の分野において、遠隔技術の力を最大限に活用し、地理的な制約を超えて高品質な医療サービスを提供してまいります。
さらに新しいサービスを提供するだけではなく、それらを使う医療従事者の目線を持つ専門家でもある私たちは、新規・既存のICTやICTを活用したサービスを医療従事者が求める最適なモデルとして構築する、ハブの役割を担う存在をも目指しています。それが私たちの考える新しい医療DXです。
医療現場の医療従事者が本当に役に立つと思えるサービス・システムを全国で必要としている病院・施設へ提供する為、日々私たちは医療だけでなく他業種の専門家とも連携し活動します。
これまでにない方法で、どこへでも最高の医療を届けること、それが私たちの使命です。
【株式会社Vitaars 概要】
私たちは、2016年のT-ICU(旧社名)創業以来、遠隔ICUによる診療サポートサービスを中心に医療において日本・世界へと幅広く事業を展開する中、2023年3月よりVitaarsに社名を変更致しました。 Vitaarsは、集中治療科医・集中ケア認定看護師のチームを擁する遠隔ICUサポートサービスの提供では日本で唯一の事業会社です。「世界中の人々に、最高の医療をAnywhere, we care.」をミッションに、遠隔による診療支援・医療情報提供サービス・医療安全に関するコンサルティング等、専門知識と経験で医療現場を支え、患者・医療従事者・関わる人々の願いがかなう環境を目指しています。
設立:2016年10月13日
所在地:〒651-0085 兵庫県神戸市中央区八幡通3丁目2-5 IN東洋ビル605
コーポレートサイト: https://www.vitaars.co.jp/
創業者、兼代表取締役社長/医師/博士(医学)中西 智之 経歴:
2001年 京都府立医科大学 医学部 卒業
2003年 熊本赤十字病院 心臓血管外科
2007年 大和市立病院 麻酔科
2009年 武蔵野赤十字病院 救急救命センター
2013年 守口生野記念病院 救急科
2019年 聖マリアンナ医科大学 非常勤講師(救急医学)
2021年 東京医科歯科大学 客員准教授
2021年 Marine City Medical College&Hospital 国際客員准教授
認定:集中治療専門医・救急科専門医・麻酔科認定医 等
▼主な事業
▼受賞・表彰
・「関西財界セミナー賞2022」 特別賞受賞
・ 独立行政法人中小企業基盤整備機構 「第21回 Japan Venture Awards 」 SDGs特別賞
・ 「EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2020 ジャパン」 関西地区大会 Challenging Spirit部門 特別賞
・ 「J-Startup KANSAI」 スタートアップ企業選定
・ 「第8 回プラチナ大賞」 優秀賞 e- ヘルス賞
・ 「Industry Co-Creationサミット FUKUOKA 2020」 カタパルトグランプリ優勝
・ 「Microsoft Innovation Lab Award 2019」 最優秀賞
・ 経済産業省 「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2019」 ビジネスコンテスト部門 優秀賞
・ 未来共創イノベーションネットワーク(INCF)「ビジネス・アクセラレーション・プログラム・アワード」 最優秀賞
▼取材・掲載
・ NHK WORLD-JAPAN 『Sharing the Future』:日本、インドネシア、メキシコ3 ヵ国での取材を通じ、当社の協力医師・看護師が本プロジェクトに参画した理由や、定例セッションの様子だけでなく、途上国が抱える医療課題にも触れ、遠隔医療・遠隔ICU の価値と普及の必要性を伝える。https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/sharing/20221130/2098009/
・ 神戸市広報誌2023年1月号「【図解】神戸発!暮らしを変える起業家たちのチャレンジ」特集:『神戸医療産業都市』進出企業である当社の、遠隔ICU事業が新型コロナ対策として市内の医療機関へ導入されたことを紹介。https://kouhoushi.city.kobe.lg.jp/202301-feature/